和室と言えば畳!
畳は古来から日本で長い間使われてきた床材です。
和室リフォームをする場合、ほとんどのお客様が畳の張り替えを検討されますが、「やっぱりフローリングにした方がいいのかな?」と考える方も多くいらっしゃいます。
そんなときに知っておくと役に立つ、フローリングと比較した場合の畳のメリットとデメリットについて、今回は紹介したいと思います。
このページの目次
畳はもう人気がない!?
畳は通常、和室の床材として使われます。
ところが近年、日本の住宅はフローリングが主流となっていて、新築の一戸建てやマンションでは和室なしのタイプも珍しくありません。
CHINTAIが行った人気の床についての調査では、実になんと80%がフローリング、そして畳はたったの5%という驚きの結果でした。
※2016年12月16日、全国にいる20代~30代の男女330名に調査
ですがリフォームの現場について言えば、和室に強いこだわりを持ったお客様もここ数年で地味に増えており、和室の素晴らしさが再認識されてきているという印象も受けます。
そのようなお客様はもちろん床材として畳を選ばれるのですが、フローリングと畳にはそれぞれの長所と短所がありますので、ここでは床材としての畳のメリットとデメリットを紹介します。
畳のデメリット
まずはデメリットから。
もちろん畳にも欠点はありますので、マイナス面を挙げていきます。
劣化しやすい
キズがつきやすく、また日焼けによる退色や、シミや汚れなどが目立ちやすいという欠点があります。
3〜4年に一度は裏返し、また交換の目安は約10年(畳床の交換は20〜30年目安)となっていますので、定期的なメンテナンスが必要だということを頭に入れておいてください。
ダニやカビが発生する
畳が湿気を吸い込んだ状態が続くことによって、畳にダニやカビが発生しやすくなります。
掃除や換気など日々のお手入れによって対策することもできますが、アレルギーなどが心配な方は、い草の畳ではなくビニール畳や和紙畳といったタイプのものを選ぶようにしましょう。
跡がつきやすい
タンスやベッドなど重量のある家具を長期間にわたって畳の上に置くと跡がついてしまいます。
賃貸にする予定があったり、また賃貸物件として使用している場合は特に注意が必要ですね。
畳のメリット
それでは次に、畳の良さについて。
代表的な項目を4つピックアップしました。
香りが良い
自然素材であるい草には、芳香成分が含まれています。
気分が落ち着く香りによって、リラックス効果が得られます。
さらにタバコやペットなどを含む生活臭を分解するなど、消臭効果もあります。
空気の浄化
近年大きな問題となっているシックハウス症候群、その中でも特に人体に悪い成分であるホルムアルデヒドを吸収、分解してくれます。
断熱性が高い
冬は床の下から上がってくる冷気を遮断してくれます。
調湿性能が高い
大気中の水分を吸収・放出。
それにより湿気が高い時期は室内の湿気を吸収し、逆に乾いた時期は湿気を放出します。
最後に
いかがでしたでしょうか?
住まいに求めるものは十人十色。
畳にするかフローリングにするという選択も、実際にそこに住む方の趣向や考え、体質、環境などによって変わってきますので、是非ご自身の状況に照らし合わせながら、床材を決める上での比較検討に役立てて頂ければ幸いです。
畳の張り替えを検討されているお客様へ
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明治時代から続く川越の老舗畳店、岡田畳本店さんに、畳替えをはじめ畳に関するあらゆる作業をお願いしていますので、その品質と仕上がりについては自信を持っておすすめさせて頂きます。
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